床にぺたっと座って針仕事をする。 腿のうえに手ぬぐいや風呂敷などを広げ、 (冬ならブランケットに代わる) 作業を始める。 ミシンのときは椅子に座る。 前はミシンも床に腰を下ろし膝でペダルを押した。 長時間の作業では膝が固まってしんどくて 椅子作業に変えた。 どうも落ち着くのは床に座ってるときで なるべくの作業は床でやりたがる。 そういう生活習慣だったからであろう。 育ったのは小さな家で置く場所の問題もあり ダイニングテーブルもないし、 ベッドもない家だった。小さい頃は、 友人宅の2段ベッドにえらい憧れを抱き、 人形遊びになると何よりも先にベッドを選び、 部屋に招き入れた。実際の生活では得られないものを 是が非でもここでは得たかったのだと思う。 大人になり今の生活にベッドがある。 なんとも快適であるが、ときどき旅館で眠る布団も 嫌いではない。自分の安眠の為に糊がかかったシーツを バッと広げて見事にセッティングしてくれる様も好きだ。 ダイニングテーブルはというと、 不思議なことにあまり興味がない。 今も小さなちゃぶ台でご飯を食べ、 ものを書き、ものを作る。 それがとても落ち着くのだ。 だから作品もミシンより手でステッチしたものが 今まで多かった。 けれどミシンステッチもいいな、と 思いなおしてきたところ。 それぞれの良さがあるものね。 がまぐち、7つほど追加で作りました。 ミシンのステッチと手のステッチ。 まぜこぜのもあります。 16日、手創り市へ持って出ます。
by ciclico
| 2010-05-09 23:05
| 手しごと
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