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草木染め くりのいが


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少し前に拾ってきた毬栗の行方。
ガーゼに色を写してみました。


草木染めは媒染剤によって仕上がりの色がかわります。また同じ栗の毬でもその地域環境によっても色はさまざま。同じ木からでも、その時期によっても違うそうで、あの色が良かったから、、、といってまた翌年同じ色が出せるとは限らないそうです。
なかなか惹き付けるではありませんか。

媒染剤は、色の発色を良くしたり、色を定着させる働きがあります。
草木を煮出しただけでは、ただのあく汁のようなときも、媒染剤を途中で使うことによって化学反応を起こし、本来その植物がもっている色にもどるそうです。

今回わたしが使用した媒染剤は、みょうばんです。
鉄水バージョンも試して比べたかったのですが、錆を出すのに1週間程かかることを計算しておらず間に合いませんでした。鉄の媒染の方がもっと茶が強いのです。
いつか再挑戦するつもりです。

さて、染めたものたちでこれから何を創ろうか。
さわっては、考え、さわっては、考えて、まだハサミを入れられずにいます。
1週間も。



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1.染めの下準備。豆汁をつくるために一晩水につけふやかした大豆。2.豆汁づけ。植物性繊維を染めるにはタンパク質を付着させてからなので、こうゆう作業がはいります。(あぁ、そうだった。勉強したした。)3.栗毬の染色は1度目の煮出し汁は捨ててしまい2回目からの染料を使います。5、6回は染め液をだしてくれるタフなヤツです。4.まさにぬけがら。


草木染めから数日後、またこの毬汁をつかって手すき和紙を創りました。
こんどのイベントにもっていく予定です。
そのイベントのおはなしはまたあらためて。
by ciclico | 2008-11-08 11:00 | 手しごと
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