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紀行 10
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 第2回 気遣い


お風呂入ってお酒呑んで美味しいご飯いっぱい食べてからか、または疲れていたのか、2度目のお風呂で、ものすごい睡魔に襲われました。
眠いのに頑張って起きていたってしかたないので部屋に戻ったら潔く布団に入りました。(21時)

そしたら今度変な時間に目が覚めてしまって困り、持ってきた本を読むことに。
寝る前の読書タイム、いつも家では2ページと進まない(すぐにダウン)くせにこの日に至っては全然読める読める。
そして時々、泊まってる部屋番号が頭をよぎり(ちょっと嫌な数字)、びくついたりする。
なんとか振払おうとこの日のことを必死に思い返してみる。(笑)

その中でわたしがとても気に入ったことを3つほど。


□ ところてん
 部屋に入り、荷物を下ろすとすぐに案内してくれた方と入れ替わりに「心太、お持ちしました。」とこの部屋の担当の方が入って来ました。
ん?心太?そんな気持でいるわたしたちをよそに、担当の方は手際良くお茶を入れて、部屋のこと、ホテルのこと、お食事のこと、そしてお風呂のことを丁寧に説明されて退室していきました。わたしたちはその後ゆっくりとその方の入れたお茶と心太をいただきましたら、まぁおいしい。
今まで泊まった数々のホテルや旅館で、お茶請けに冷たい心太をだして頂いたのははじめて。甘いあんこの入った饅頭も捨てがたいけど、ん〜、思わず唸ってしまいました。


□ 布団敷きのお二人
 わたし、みとれてしまいました。
 見事なチームワークに。
 チームというか、阿吽ですね。
お二人が部屋に入って布団を敷いて出るまで交わした言葉0。
目と手で会話してました。
 
敷き布団にシーツをかける時は平泳ぎの(しかもかなり本気の)水かきの動きのような。すーぅっと伸びて、シャッ。伝わりますか?ませんよね。こんな説明で。


□ お背中流します
 女湯には(もちろん)おじさんもおばさんもいらっしゃらなかったのですが、男湯にはいらしたそうです。黙々と背中を流す方が。
しかも結構「男気」な感じの方がお二人ほど。
そして次々と流していくのだそう。断る人はいない感じで。力加減も絶妙らしい。かなり感動していたうちのパートナーさんは。

こうゆうことを無料でする日本ってやっぱりサービスレベルの高い国だなって思います。こっちの有無もきかずにやって後からチップを当たり前のように要求する国の人がみたら驚くでしょう。
サービスというか、気遣いの心なのですね。
しかし、こうゆう日本のサービスが大前提だと思って、更に色々無茶を仰る方々にはぜひ外へ行って見て来てもらいたい。
なんてことを一販売員は丑三つ時に思っていました。


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by ciclico | 2009-01-21 21:55 | 旅日誌
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